川西市のからだのバランスを改善し根本治癒に導く齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
暑い日が続いていますがからだの調子は大丈夫ですか?
日中これだけ暑いと晩もなかなか部屋の中の温度が下がらずも寝にくくなりますよね。
晩あまり寝れないと朝の動き始めからだもだるく動きにくいという方も多いのではないでしょうか?
今日は、そんなあなたのために「朝のトラブルをなくし、からだの動きを良くする朝の習慣」を紹介していきたいと思います。
なぜこのような内容をお伝えしようと思ったかといいますと、朝起きて動き始めにケガをしたり、からだの不調を感じる患者さんが非常に多いからです。
例えば
○朝ふとん(ベット)から立とうとした時にぎっくり腰になった。
○朝起きてすぐに立ち上がると、ふらついて転倒してしまった。
○朝起きてすぐに動くと半分寝てぼけててテーブルの脚に自分の足をの指をぶつけてしまった。
○2階で寝ていて階段を降りる時に足を踏みはずして下まで落ちてしまった。
○朝起きて動こうとしたら足がつって動けなくなった。
あなたもこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
これらの問題は脳とからだの神経伝達のギャップや、自律神経の調整ができていないこと、関節の可動性の低下などが原因で起こります。
このようなトラブルが起こらず気持ちよく一日を始められるためにあなたもこれらの事を意識して気を付けてみましょう。
朝のからだの動きを良くする大事なポイントは次の3つです
1)朝のトラブルはなぜ起こるのか?
2)朝のトラブルを予防するには?
3)こんなことはやめましょう!
それでは順に見ていきましょう。
1)朝のトラブルはなぜ起こるのか?
①自律神経の問題
寝ている間は副交換神経が働きリラックスしている状態になりますので、血圧、血流、呼吸などが減少します。
そうなると全身の細胞に送られる酸素や栄養素なども起きているときよりは少なくなり、からだの筋肉や関節の動きは悪くなります。
朝起きてしばらくの間は自律神経の調整ができていないため、血圧、血流もまだ安定しておりません。
そのため、起きてすぐ立ったりすると血流の調整ができず一時的に血圧が下がってしまいふらついて転倒してしまうことが起こります。
このような状態が強く現れる事を起立性低血圧といいます。
②関節や筋肉の問題
寝ている間は血流も少ないので関節と筋肉も硬くなりやすく、起きてすぐのからだはまだあまり動きも良くない状態ですので、思い通りからだをコントロールできない状態になっています。
そのため、思ったよりからだが動けなかったり、筋肉の緊張のバランスが悪かったりすることによりこむら返り、ぎっくり腰になりやすい状態になります。
③脳がまだ目覚めていないということ
朝起きてすぐは脳もまだしっかりと目覚めていません。
その状態でからだを動かをそうとしても、神経の伝達がうまく行かず自分が思っているとおりからだが動かないことが多くあります。
そのような時、バランスを崩しふらついて転倒したり、階段を踏み外したりすることが起こりやすくなります。
自分の足がどれぐらい曲がっているか、どれぐらい上がっているかという感覚も起きてすぐは鈍くなっています。
その状態で動くと足の指がひっかかったり、つまづいたりしやすくなります。
2)このようなことを防ぐためにはどうしたらよいのか?
朝のをトラブル予防するためにできることは次の5つです。
①〜③は起き上がる前にしてみましょう。
①仰向けで膝を立てて両膝を左右に倒す、ゆっくり右に左に5回ぐらい倒してみましょう。
普段腰が痛い人は痛くない範囲でしましょう。
動く時は息を吐きながらするようにしましょう。
②仰向けで両手を頭の上の方に上げて、大きく深呼吸していきましょう。
この時複式呼吸でなくて構いません。
肺の方に一杯息を吸い込み肋骨を広げるように息を吸って、しっかりと吐ききるように息を吐いて行ってください。
それを5回ぐらいしましょう。
③手を握ったり閉じたりしながら、同時に足先を反らした下を向けたりして動かしましょう。
手はグーパーグーパー、足の方はつま先立ちの運動を寝ながらするような感じです。
つま先立ち運動がわからない方はこちらのページをを御覧ください。
これを15回ぐらいやってみましょう。
足先を下に向ける時は無理しないようにしてください。あまり頑張り過ぎると足がつってしまう原因になります。
④朝日をしっかりからだに浴びましょう。
ゆっくりからだを起こし立ち上がったらカーテンを開けて朝日を浴びましょう。
余裕があれば窓も開けて深呼吸すると良いですが、ガラス越しでも構いませんし、曇の日で朝日がなくても良いので、まず起きたら外の光をからだに浴びるようにしましょう。
朝日の刺激をからだに与えると、体内時計がリセットされ生活のリズムが整い自立神経が調節しやすくなります。
ちょっと空の天気を見たり、外の景色を見るだけでも効果があります。
⑤起きてすぐコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
寝ている間水分が汗や呼吸によってからだから排出され、からだの中は水分が不足しています。
その状態では血流も悪く、血圧が高くなりやすくなります。
その状態で動いてしまうと脳梗塞や心筋梗塞などさまざまなリスクにもなりますので、まずはコップ一杯の水を飲んで水分を補給しましょう。
胃に負担をかけないために水の温度は常温か温かい白湯がおすすめです。
3)こんなことはやめましょう!
①朝、目が覚めたらぱっと起きて立ちあがる。
自立神経の調節ができていないので転倒したりしやすいということと、からだのいろいろなところに急激に負担がかかるので良くありません。
2)で紹介しました寝ながらできる動きをしてから、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。
②起きてすぐハードな運動をする。
起きてしばらくしてウォーキングぐらいは良いですが、ジョギングはおすすめできません。
ハードな運動は起きてから30分以上経過してからにしましょう。
③朝食を摂らない
朝ご飯を食べずに動くと脳がしっかりと働くことができませんし、腸のリズムも乱れ便秘にもなりやすくなります。
軽めでも構いませんので毎朝同じ時間に朝食を食べるようにしましょう。
若い人でギリギリまで寝ていて、ぱっと起きて顔も洗わず朝ごはんも食べずに出かけるという人もいると思いますが、からだにとってはかなり負担になりますので、やめるようにしましょう。
あさは余裕をもって起きて、動き始めはゆっくりと動くのがオススメです。
あなたが明日から簡単に始められる「朝のトラブル防ぐ対策」は?
①仰向けで膝を立て左右に倒す
②仰向けでバンザイをして深呼吸
③仰向けで手はグーパー、足はつま先立ち運動
④起きてから起きてすぐに朝日を浴びる
⑤コップ一杯の水を飲む
いかかがでしたか?
これらのことなら簡単にできると思いませんか?
あなたも朝のからだの動きを良くして、からだのトラブルを起こさないためにこれらの事を明日からはじめてみましょう。