- 日常生活のからだの使い方
- 2025.05.12
歩いていてよくつまずく原因と対策について
歩いていてよくつまずく原因と対策について
「何もない所でつまずく」は、体からのサインかもしれません
最近、「特に段差もないのにつまずくようになった」「ちょっとしたことでよろける」と感じる方が増えてきています。
実際、来院される方の中にも「転倒が心配になってきた」「足が思うように出ない」と不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。
今回はつまずきやすくなる原因と、その対策についてわかりやすくお話しします。
どうしてつまずきやすくなるのか?
◯つまずく原因はひとつではなく、いくつかの要素が組み合わさって起こることが多いです
① 足の筋力低下
特につま先を持ち上げる「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」という筋肉が弱ると、
歩く時につま先が上がらず、ちょっとした段差や地面の凹凸に引っかかってつまずいてしまいます。
また、太もも「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」の筋力が落ちると足がしっかり上がらず、歩幅も小さくなりがちです。
冬の寒い時期あまり運動をしなかった方、外に歩きにいかなかった方は筋力が全体的に弱ってきており
暖かくなってよく動くようになり、つまづくことが多いことに気がつく人も多いと思います。
② 姿勢やバランス感覚の低下
猫背や骨盤の歪みがあると、重心が前に傾きやすくなり、ふらつきが出やすくなります。
また、年齢を重ねることで、体のバランスを保つ「体幹の筋肉」が衰えてしまい、安定した歩行が難しくなることもあります。
③ 足の裏の感覚の鈍さ
糖尿病や脊柱菅狭窄症の方などに多く見られる「足裏の感覚低下」も、つまずきの原因になります。
地面の感触が感じにくくなることで、歩く時の反応が遅れ、つまずきやすくなってしまいます。
④ 視力や注意力の低下
目が悪くなってくると、道路のちょっとした段差に気づきにくくなります。
また、スマホを見ながら歩いたり、考えごとをしていて注意が散漫になっていることも、つまずきの原因になります。
◯つまずきを予防するための対策
では、どうすればつまずかずに、安全に歩けるようになるのでしょうか?
ここでは、今日から始められる簡単な対策をご紹介します。
① 足首・足指の体操を毎日コツコツ
つま先をしっかり上げる筋肉「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」 を鍛えることで、つまずきにくくなります。
おすすめは「足首の上げ下げ運動」や「足指じゃんけん(グー・チョキ・パーの形に動かす体操)」です。
テレビを見ながらでも簡単にできますので、習慣にすると良いですよ。
② 軽いスクワットや体幹トレーニング
太ももやお腹周りの筋肉を鍛えることで、歩くときの安定感が増します。
特におすすめなのは、「椅子に座る→立つ」を繰り返すスクワット。
1日10回を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
また、「片足立ち(できれば目を閉じて)3分」も、バランス感覚のトレーニングになります。
③ 靴選びにも注意を
靴底がすり減っていたり、サイズが合っていない靴を履いていると、歩きにくさや不安定さにつながります。
かかとがしっかりしていて、足の甲をしっかりホールドできるタイプの靴を選ぶのがおすすめです。
スリッパやサンダルは、転倒リスクが高いのでご注意ください。
④ 姿勢を見直そう
歩くときに目線が下がって猫背になっていませんか?
背筋を伸ばして、目線を5〜10メートル先に向けるだけで、重心が安定しやすくなります。
姿勢が整えば、自然と歩幅も広がり、つまずきにくくなりますよ。
◯つまずきが多い=「転倒リスク」が高まっているサイン
「ちょっとつまずいただけだから大丈夫」と思っていても、何度も繰り返している方は要注意。
つまずきやすい状態を放っておくと、いずれ「転倒 → 骨折 → 寝たきり」につながる恐れもあります。
特に高齢者の方は、骨が弱くなっていることも多く、転倒ひとつで大きなけがにつながりやすいため、早めの対策がとても大切です。
杖を使う、歩行器を使うなど、その人のからだの状態に合った対策が必要になってきます。
◯迷ったときは専門家に相談を
「筋力の低下なのか、姿勢の歪みなのか、自分ではよくわからない…」という方も多いと思います。
当院では、姿勢や歩き方のチェック、バランス検査なども行っております。
また、鍼灸や整体で筋肉の緊張をゆるめたり、体のバランスを整えることで、つまずきにくい体づくりのサポートも可能です。
◯まとめ
歩くことは、毎日の生活の基本です。
だからこそ「最近つまずきやすいな」と感じたら、それは体からの大切なサインです。
「年だから仕方ない」とあきらめず、できることから少しずつ見直してみましょう。
今日も安全に、気持ちよく歩けるように、あなたの体を整えていきましょうね。
いつでもご相談をお待ちしております。
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