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- 2018.07.06
あなたも足がむくみませんか?簡単なむくみの対処法
川西市のからだのバランスを改善し根本治癒に導く齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
毎日蒸し暑い日が続いていますね。
こんな日は一日中クーラーのかかった部屋にいる方も多いのではないでしょうか?
冷房の効いた部屋で長時間デスクワークをしていたり、じっとしたりすると足がむくんで来たという方も多いと思います。
今日来られた60代の女性の患者さんも「足がむくんでだるさも辛いのでなんとかしたい」とおっしゃっていました。
足を診るとくっきりと靴下の跡がついており、すねの内側の部分を押すとしっかりと指の形がついて、なかなか戻りが悪い状態になっていました。
内科を受診してもよくわからず、利尿剤をもらって飲んでいるけれどあまり変わらないとのことです。
今日はこの時期に多く見られる「足のむくみ」についてお伝えしていきたいと思います
この記事を読んでいただくと、なかなか取れにくかったあなたのむくみを解消するヒントになりますので、是非最後までご覧ください。
まずはじめにむくみのあるあなたに知っていただきたいことは「むくみの原因は筋肉にある」ということです
なぜそのようなことが言えるかといいますと、今まで多くのむくみの患者さんを診てきて、内科的な問題がないのになかなかむくみが取れない患者さんに共通するからだの特徴が診られたからです。
目次
むくみを早く改善するために押さえておきたいポイントは次の3つです
1)むくみの原因と種類は?
2)危険なむくみとは?
3)むくみを解消するには?
ではひとつずつ見ていきましょう。
1)むくみの原因とは?
血液は動脈により全身に運ばれます。
全身の隅々まで運ばれた血液は毛細血管から染み出し細胞間質液となります。
その細胞間質液に血漿成分以外の、酸素、栄養、ホルモンなどが含まれておりそれが細胞膜を通じて細胞内に取り込まれさまざまな代謝に使われます。
細胞で使われた後の代謝生産物、二酸化炭素、電解質などは老廃物として、一部(10〜20%)がリンパ管を通り排出され、その他の間質液はもう一度毛細血管に吸収され静脈を通り心臓に戻っていきます。
その細胞間質液の流れが悪くなると「むくみ」となります。
その流れが悪くなる原因は次の3つです。
①1つ目の原因は運動量の低下や筋肉の減少です
立ちっぱなし、座りっぱなしなどじっとしている時間が長くなると、からだ中の血液は重力に引っ張られ、下半身に滞りやすくなります。
心臓のポンプ作用だけでは下に下がった血液を上まで引き上げるのに限界が生じてきます。
床に水を入れたコップを置いて、そこに細長いチューブを挿し口で吸い上げる事を想像してみてください、実際やってみるとよくわかりますが、なかなか簡単に吸い上げられるものではありません。
このように心臓のポンプ作用では引き上げられない血液を心臓の方まで運ぶ事を手伝うためにふくらはぎや太ももの筋肉が働いています。
ふくらはぎの筋肉が収縮するとその筋肉の隙間にある血管がぎゅっと押されて血液を上に押し上げるのを助ける働きがあります。
心臓に変える静脈には逆流を防止する弁がありますので、押し上げられた血液は下に下がらず、また後から押し上げられた血液にのよってどんどん上に運ばれるようになります。
このような働きはあるためにふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれております。
じっとしていることが多い方、筋肉が少なくなっている方はこの働きが弱まり、血液が下半身の足の部分に滞ってしまい、血液が滞ることによって細胞間質液の量も増え、流れが悪くなりむくみが発生してしまいます。
②2つ目の原因はクーラーによる下半身の冷えです
暑くなるとクーラーをかけている部屋に長時間座っている方も多いと思います。
このように長時間クーラーの中でじっとしていると、冷えによって筋肉も硬くなります。
筋肉が硬くなることによって、血液やリンパ液が滞り、細胞間質液の流れも悪くなりむくみが発生します。
③3つ目の原因は自律神経のみだれです
夏になると暑いところから急にクーラーの強く効いた部屋に入ったり、クーラーのよく効いた部屋から急に暑いところに出たりするということも多いと思います。
このようなことが繰り返されると、自律神経に負担がかかり正常な血流や血圧などの調整がしにくくなります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経があり、血圧、血流、脈拍、体温、呼吸などを環境に応じて調整を行っております。
暑くなると発汗し体温を下げ、寒くなると筋肉を収縮し体温を上げ、走る時は呼吸を増やし、リラックスする時は脈拍や呼吸を少なくするなど、24時間ずっと働き続けています。
それが、暑い部屋から急も寒い部屋に入ったり、その逆になったりするとその調整の負担が増加し、自律神経がしっかり働くなりそれがむくみを引き起こす場合があります。
2)危険なむくみとは?
危険なむくみのサインはつぎのようなものがあります。
①急に全身的なむくみが出てきた場合。
むくみによって急に体重が増加し、足だけでなく顔やまぶたなど全身的なむくみがでてきた場合、心不全や腎臓、肝臓の病気の可能性があります。
②薬を変えてから急にむくみがでてきた場合
薬の副作用によるむくみの可能性があります。
③小学生ぐらいのお子さんで熱が出てから1、2週間後くらいにむくみが出てきた場合
溶連菌感染症による「急性糸球体腎炎」の可能性があります。
これらのように足だけでなく全身的なむくみが強くなり、なかなか取れない場合は内科もしくは循環器科の受診をおすすめします。
3)むくみを解消するには?
①まず筋肉を動かすことが大事です
大事なことは、じっとしないということです。
できるだけ座りっぱなしの時間を少なくしてください。
あまり出かけない方の場合一日15分程度のウォーキングをすることも大事です。
デスクワークなどであまり立ったり歩いたりできない方は、座った状態でつま先立ちの運動をしてください。
やり方は簡単です。
いすに座った状態でつま先立ちの状態になり、もとに戻すということは繰り返してくださださい。
30回ぐらい繰り返すのを1セットとして一日何回かするとよいでしょう。
②ふくらはぎのマッサージをしましょう
お仕事をされている方は休み時間に片方の膝の上にもう片方の足をのせて、足先から膝に向かってマッサージをするようにしましょう。
③からだが冷えないようにしましょう
特にクーラーのかかっている部屋に長時間いなければいけない方の場合、特に下半身が冷えないようにしましょう。
女性でスカートを履いている方の場合特に冷えやすいので、夏でもブランケットなどで冷えを防止しましょう。
④急激な温度変化に気を付けましょう
先程の説明の通り、急激な温度変化は自律神経の負担を増加し自律神経の異常につながります。
寒い部屋に入ると分かっている時は、何か羽織るものを持って行くようにしてからだが冷える前に羽織るようにしましょう。
自宅で自由にエアコンを調整出来る時は、温度計と湿度計を確認し、気温と湿度を調整し室温がさがり過ぎないように気を付けましょう。
⑤筋肉をつけるようにしましょう!
筋肉が少ないことを自覚している方、運動をやってみようと思う方は次の運動がおすすめです。
つま先立ちの運動です。
先程は座った状態で行うつま先立ちの運動を紹介しましたが、座った状態では筋肉はつきません。
そこで、たった状態で何か壁などの支えを手で持ってつま先だちをしてもどるを繰り返す運動を行ってください。
これも30回ぐらいがオススメです。
余裕があれば支えを持たず行うとバランスをとるための「体幹」の運動になるので、出来る方やってみてください。
バランスをくずして転倒しないようにだけ気を付けてくださいね。
このようにむくみを改善するためには「筋肉を動かすとよい」ということが少し分かっていただけたと思います。
これらの事を理解し、対処方法を続けているとあなたのなかなか取れにくかったむくみを改善することが出来ると思います。
むくみでお困りのあなたがまず明日からできる簡単なことは、「つま先立ち運動」です
立ってやっても座ってやってもよいので、それからはじめてみましょう。
これらをしてみても改善しない場合、塩分のとりすぎや過度なダイエットによるタンパク質摂取量の低下など食生活が原因になっている場合もあります。
この機会に運動をして治りにくい場合は食生活も見直してみましょう。
むくみだけでなく、しびれや痛み、足のこむら返りなど他の症状でお困りの場合、当院で治療を行うこともできますので、お気軽にご相談ください。
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