- 腰痛
- 2018.10.23
車を運転中の腰痛対策
『あなたも車を運転中に腰が痛くてお困りでありませんか?』
行楽シーズンになって休みには家族と車で遠くに出かける方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時、車を運転中に腰痛になってどうしようもなくなったり、運転後にぎっくり腰になったりして困ったという方も多いと思います。
中には運転中も腰が痛くなるだけでなく、その後もしばらく痛みが続くという場合もあると思います。
せっかく休日に家族で遊びにいっても、車の運転中に腰が痛くなったり、運転後に痛くて動けなかったりすると全然楽しくないですし本当に辛いですよね。
今日はそのような事で困っているあなたのために
「 車を運転中の腰痛対策 」
に関してお伝えしていきたいと思います。
このブログを最後まで読んでいただくと、運転中の腰の痛みから解放され、楽しく家族で長距離のドライブに出かけられるようになります。
なぜそのようなことが言えるかといいますと、わたし自身、20代の頃かなり強い腰痛に悩まされた時があり、そして、その時にいろいろ考えた方法を同じような事でお困りの患者さんに指導してやってもらうと、多くの患者さんが痛みなく運転できるようになったことを実感していただけたからです。
その時、わたしの腰痛は特に運転中の痛みが辛く、どうしたらこの痛みが楽になるのか色々腰に負担がかからない方法を考え、それを実際に自分でやって試してみました。
そうしているうちにいくつかのポイントに気をつけると劇的に痛みを軽くしていくことができると分かったのです。
車の運転中に気をつけなければいけない大事なポイントは次の3つです。
1)車のシートに正しい坐り方をする
2)運転中早めに休憩を取る(取れない時は対処法をする)
では詳しく見て行きましょう。
1)車のシートの正しい坐り方
年々車のシートは改良されてきており、細かくシートポジションを調整できる車も増えてきています。
しかし、どれだけ車のシートが良くなっても人のからだの体型、体格は様々ですので、なかなか一人一人のからだにしっかりと合わすことができないということが現状です。
また、正しい座りか方ができておらず、いつも腰に負担がかかる坐り方になっている人も多く見られます。
車のシートの坐り方で気をつけるポイントは次の4つです。
①しっかりとシートの後ろまで深く坐るようにする。
よくお尻に位置がシートの前の方にずれてしまっている場合があります
おそらく普段椅子に坐る時もそのような坐り方になっているのだと思いますが、車の運転で長時間このような腰を前にずらした坐り方をすると、かなり腰に負担がかかります。
②左足の置き場に気をつける
左足を曲げたり、ちょっと内側に置いたりいろいろ不安定な場所に足が行ってしまっている人も多いと思います。
しかし左足は右足を動かす時かすかに踏ん張ったりして力が入っています。
この時、左足が不安定な位置にあるとどうしても骨盤に無理な力がかかりからだがゆがむ原因になります。
これが長時間続くと腰に痛みが出やすくなります。
これを予防する為には、左足は左足の足置き場(フットレスト)に必ず置くようにしましょう。
これだけで右足のペダル操作の時もからだがねじれにくくなり腰の負担を軽減することができます。
③できるだけ両方のお尻に体重が乗っている事を意識する
運転中気をつけてみて見ると、どちらかのお尻が浮いているという人や、浮いていないけどどちらかのお尻にばかり体重が乗っていると言う人も多いのではないでしょうか?
このように片方のお尻にばかり体重がかかると骨盤の傾きが生まれ、腰の関節に偏った負担をかける原因になります。
④腰椎のカーブに合わせるためにタオルを挟む
腰椎(背骨)の部分にはもともと持っている腰の骨のカーブというものがあります。
車のシートはどうしてもこのカーブにうまく合わないような形状になっている場合がほとんどです。
このような時の為に幅15x40cm、厚3〜5cmぐらいに折ったタオルを腰のカーブの部分に挟みます。
位置はシートの下の部分から大体15〜20cmぐらいの高さの腰の部分です。
わざわざ◯ートバックスなどで腰当てのクッションやグッズなどを買う必要はありません。
なぜなら、既製品の腰当てグッズは厚みが厚すぎるものが多いのと、微調整しにくいので自分に合わない場合全く使い物にならないからです。
2)運転中、早めに休憩する(休憩できない時の対処法)
運転中に気がついたら、思ったより長時間運転してしまった、休憩するタイミングを逃してしまったと言う場合も多いと思います。
そんな事にならないように、腰に不安のある方はスマホのタイマーをセットする事をおすすめします。
そうしておくとタイマーが鳴ったら、そろそろ運転を休まないといけないという事がすぐにわかります。
タイマーをセットする時間は30分から40分です。
それ以上同じ姿勢にすると腰の負担は大きくなります。
渋滞などでどうしても休憩を取れない場合は次の方法をお勧めします。
信号などで少し止まった時に、サイドブレーキをかけ足をペダルから離して、坐ったままつま先立ちをしたり、太ももを開いたり閉じたりします。
注:かならず周りの車の状況や信号の変わるタイミングなどを確認し、気をつけて行ってください。
次に上半身を軽く左右に気持ちいいぐらいの程度に左右にねじるストレッチをする。
これをするだけで股関節や腰回りの血流が改善し、筋肉が固くなるのを予防することができます。
3)日常生活でも腰に負担をかけないようにする
日常生活で痛みがなくても、運転中にだけ腰が痛くなるという場合もあります。
このような場合、実は日常生活でも腰に負担がかかっており、すでに腰に負担がかかっている場合が多くみられます。
この日常生活のからだの負担をそのままにしておくと、慢性的な腰痛の原因になる場合もあります。
このような事にならないように、日常生活でも長時間坐りっぱなしにしないようにしましょう。
日常生活でも同じようにテレビを見ていても、スマホを見ていても、本を読んでいても30分に一回は立ち上がって少し動くようにしましょう。
お仕事などでどうしても、立ち上がったり動いたりできない人は、椅子に座ったまま、つま先立ちの動きをしたり、太ももを開いたり閉じたりして股関節周りを動かすようにし、坐ったまま腰を軽くねじったりするようにしましょう。
これだけを意識するだけで、かなり日常生活での腰の負担は軽減します。
<まとめ>
このように簡単な3つのポイントに注意していただくと、腰の負担を軽減し、車の運転中の痛みや、運転後の腰のトラブルを予防する事ができます。
明日からあなたができる簡単な事は次の3つです。
1)車のシートの正しい坐り方する
①シートに深く坐る
②左足の置き場に気をつける
③片方のお尻にばかり体重をかけない
2)運転中、早めに休憩を取る(取れない時の対処法)
30〜40分に一回、休憩を取りからだを動かす
3)日常生活でも腰に負担がかからないようする
日常生活でも30分に一回は立って動くようにし、じっとし過ぎないようにする。
お仕事などで動けない人は坐ったままでも動ける運動をする。
もしこれらの注意点に気をつけていても運転中の痛みが気になる方、運転以外でも腰痛が気になる方は、からだのバランスが崩れて、正しいからだの動きができていない可能性があります。
そのような場合でお困りの場合は当院にご相談ください。
「鍼灸師、柔道整復師 齋藤 守 監修」
「誰にも理解してもらえない痛みや不調でお悩みの方が笑顔になれるように」
という理念をもって日々治療をさせていただいております。
「病院に行っても話をちゃんと聞いてもらえない」
「家族に話しても、この辛さをぜんぜん理解してもらえない」
「歳だからしかたないよと言われる」
でもどこに行って良いのかわからないから、そのままに我慢する生活を続けているという方も多いのではないでしょうか
我慢ばかり続けているとその不調は全身いろいろなところに広がってしまいます。
鍼灸と整体でからだのバランスを改善し根本治癒に導く
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