兵庫県川西市にあります「正しい姿勢とからだの使い方の専門家 齋藤鍼灸整骨院」 院長の齋藤 守です
毎日、朝目が覚めたら手がしびれているという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は朝起きた時に感じる手のしびれについてお伝えしていきたいと思います
当院にも朝起きた時に手がしびれて気になるという方が多く来院されています。
そんな方はの多くが
毎朝起きる時に両手がしびれるという方以外に
日中はすごく肩や首が凝るのが気になる
という傾向があります。
まず初めに知っておいていただきたいことは
「朝起きたときだけ手がしびれがあるけど
日中は全然問題がないという場合でも放っておかないほうが良い」
ということです。
なぜかといいますと、朝の手のしびれをそのままにしておくと
日中もしびれが取れなくなるような大きな問題に発展する可能性があるからです。
朝手がしびれるという方が知っておいたほうがよいことは次の3つです
1)朝起きたときの手のしびれの原因は?
2)どのようなしびれは要注意なのか?
3)どのようなことに気をつけたら良いのか?
ではひとつずつ見ていきましょう。
1)朝起きたときのしびれの原因は?
原因となるものは次の3つです。
①血管の問題
寝ているときの姿勢などで血管が圧迫され血流が悪くなりしびれが発生します。
腕がからだの下になっていたり腕を頭の方に上げて寝ていたり
自分の腕に腕枕をしていると起こる場合があります。
この場合は正座をしていて足がしびれて来る時と同じ原理で起こります。
枕が合っていなくて首のまわりの筋肉に緊張が起こり
血管を圧迫して起こる場合もあります。
特徴としては手や腕が全体的にしびれるということが多く見られます。
②神経の問題
○手首や肘、筋肉や腱の間を通る時に神経が圧迫を受けてしびれが起こる場合。
手の指の小指以外、小指と人差し指だけ、特定の部分だけ
しびれるということが多く見られます。
この場合特定の部分というだけでなく
右か左かどちらかだけということが多いです。
寝ているときの手の位置や寝姿によって
引き起こされる場合があります。
○頚椎の部分で椎間板の腫れや頚椎の骨の変形などによって起こる場合。
普段の姿勢やからだの使い方によって
頚椎に負担がかかり椎間板が腫れて飛び出して来たり
頚椎の骨に変形が起こったりすることによって神経が刺激され
それが寝る時の首の位置などで余計に神経を刺激してしまい
朝にしびれが引き起こされます。
圧迫を受けるポイントによって
「頚椎症、頚椎症性神経根症、手根管症候群、ギオン管症候群、肘部管症候群」
などの傷病名が考えられますが
詳しくはまた別の記事で紹介したいと思います。
③神経と血流の問題が重複している場合
頚椎から出てきた神経が腕の方に向かう時に
筋肉の隙間を通る箇所があります。
その筋肉の緊張のバランスが悪かったり
部分的に硬くなっていたりすると神経が筋肉に挟まれたり
鎖骨や肋骨などに挟まれたりして
しびれが起こる場合があります。
神経と同じところを心臓から上がって腕の方に向かう血管が通っており
その部分で神経と同じように、血管が筋肉や骨に挟まれて
血流の障害が起こる場合があります。
この場合どの指がしびれるということはなく、
手のひら全体とか、指先から腕までしびれるという特徴があります。
しびれだけでなく、腕の重だるさや痛みを伴うこともあります。
このような症状な場合、「胸郭出口症候群」が考えられますが、
詳しくはまた別の機会に紹介します。
2)どのようなしびれが要注意か?
しびれが毎日続く場合、日中もたびたびしびれがでる場合は要注意です。
たまにしびれるぐらいであれば寝ている時の姿勢や腕の位置によって
一時的に神経や血管が圧迫を受けて
しびれている状態ですのであまり心配はありません。
ただ、そのような場合でも毎日しびれるとい状態に
なってしまう場合もありますので最後までごらんください。
毎日しびれる場合や日中もしびれる場合は
神経に何らかの圧迫刺激が起こる原因が
継続しているということですので
その原因を見つけて改善していくことが必要です。
3)どのようなことに気をつけたら良いのか?
毎朝や日中もしびれが起こっている場合
末梢神経の障害や脳梗塞、くも膜下出血、脳腫瘍、脊髄腫瘍などの重篤な病気が
潜んでいる可能性もあるので念の為、一度、整形外科を受診されて
どこに原因が考えられるか診ていただいくと良いでしょう。
しかし、整形外科的に特に問題が見つからない場合や
特に治療をしてもらえない場合は自分で気をつけていく必要があります。
ではこれから自分で気をつけるポイントをお伝えします。
ポイントは次の5つです。
①自由に寝返りのうてるスペースがあるかご確認ください
子供さんと一緒に寝ていたりベットが狭かったりして
寝返りのスペースが少ないと無理な体勢で寝てしまう原因になります。
いつもペットの猫ちゃんやワンちゃんと一緒に寝ている方も要注意です。
猫ちゃんやワンちゃんに気を使って寝ていると
これも無理な姿勢で寝てしまいそれが
しびれの原因になる場合もあります。
②お腹の上や胸の前で指を組んで寝る人は要注意です
無意識に指を組んで寝る人がいますが
長時間指を組んだ状態で肘が曲がっていると
肘の神経に負担がかかる場合があります。
このような方は寝始め、夜中気がついたら
手をほどいて手のひらを上向きにして
寝るようにしましょう。
③枕が合っていない場合も要注意です
頚椎に問題がある場合、枕の高さが低すぎたり
枕を使用していなかったりすると
頚椎に反らす力がかかり
さらに神経を刺激する原因になる場合があります。
枕が合っていない場合感じがするばあい
少し高めの枕を使用するか枕に
タオルを置いて調整してみましょう。
枕を使用していない場合は
低めの枕から使うようにしましょう。
④うつぶせ寝をよくしている場合も注意が必要です
うつぶせ寝をしている場合
自分のからだの重みで肩のまわりで
神経や血管が圧迫を受ける場合がよく見られます。
手の位置がバンザイをしている場合なども
首の筋肉の緊張が強くなり
神経や血管を圧迫する場合があります。
この場合も寝始め夜中気がついたら
できるだけ横向きか上向きで寝るようにしましょう。
⑤晩酌で深酒をしてたびたび床や硬いところで寝てしまう場合
酔って寝てしまうとソファーや床などで寝てしまう場合もありますよね。
ソファーでは狭いし枕もないので自分の腕を腕枕にしたり
無理な体勢で寝てしまうことにより
神経を刺激する原因になります。
硬い床でねると
硬い部分に腕が押し付けられたりして
しびれを引き起こすこともあります。
たまにだったら良いのですが
よくこのようなところに寝てしまうと
それが原因で神経の損傷になってしまう
場合があります。
家族の方が気づいたらできるだけ
布団で寝かせてあげるようにしましょう。
神経は一時的な圧迫の場合
すぐにしびれは取れてきますが
継続した圧迫刺激が続くと変性を起こし
取れにくいしびれになってしまいます。
そうならないためにも手にしびれのある
場合はこれらのことを見直してみましょう。
毎朝手がしびれるあなたがまず今日からできることは
①寝返りスペースの確保
②寝る時、寝ている時の手の位置
③枕の高さの確認
④寝る時の、寝ている時、うつ伏せになっていないか
⑤酔って床やソファに寝ていないか
これらを家族と一緒に気をつけてみましょう。
いろいろやってみても治らない、よくわからない場合はお気軽に当院にご相談ください。
「鍼灸師、柔道整復師 齋藤 守 監修」
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