- 健康についての考え方
- 2025.10.22
知っていますか?市販のお菓子に潜む危険な添加物~後味の悪さの正体~
知っていますか?市販のお菓子に潜む危険な添加物〜後味の悪さの正体〜
市販のクッキーやスナック菓子、ポテトチップスなどを食べると後味や口の中が気持ち悪くなったりした経験はありませんか?これは市販のスナック菓子、クッキーなどに大量の添加物が含まれているからです。
自分でクッキーを作った人はご存知だと思いますが、本来クッキーに使われる材料は、小麦粉、バター、砂糖、とフレーバーとなる素材のみです。しかし、市販のクッキーの原材料を見てみると、聞いたことがないような様々な食品が使われていることがわかります。
これは製造しやすくするため、安くつくるため、食感をよくするため、保存性をよくするためなどの理由で使われているのですが、これらが人の健康のことを考えられていないことが現実です。
今回は市販のお菓子含まれている材料の危険性や問題点についてお伝えしたいと思います。
なぜ市販のお菓子には添加物が必要なのか?
スーパーやコンビニで売られているお菓子には、長期保存が可能で、常に同じ味と食感を提供するという大きな特徴があります。家庭で作るクッキーは日持ちがせず、時間が経つと風味が落ちたり、硬くなったりします。しかし市販品は、何週間、時には何ヶ月経っても同じ状態を保っています。
この「均質性」と「保存性」を実現するために、様々な添加物が使用されているのです。また、製造コストを抑えるため、バターの代わりにマーガリンやショートニング、天然の素材の代わりに人工的なフレーバーが使われることも少なくありません。
特に注意したい添加物とそのリスク
トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、パーム油)
クッキーやパイ、パンなどによく使われるマーガリンやショートニングには、トランス脂肪酸が含まれていることが多いです。トランス脂肪酸は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減少させることが知られています。
また、植物油と記載されているものの多くはパーム油というトランス脂肪酸を多く含む安価な油が使われております。
この影響により、心臓病のリスクが高まることが多くの研究で明らかになっており、欧米諸国では使用が規制されている国も少なくありません。
日本では規制が緩いため、知らず知らずのうちに摂取してしまっている可能性があります。
合成保存料(ソルビン酸、安息香酸など)
長期保存を可能にする合成保存料は、微生物の繁殖を防ぐ効果がありますが、人体への影響が懸念されています。例えば、ソルビン酸は発がん性の可能性が指摘されているほか、アレルギー反応を引き起こすことも報告されています。
これらの保存料は、少量であれば問題ないとされていますが、様々な食品から継続的に摂取することによる蓄積影響については、まだ不明な点が多いのが実情です。
人工甘味料(アスパルテーム、スクラロースなど)
「糖質オフ」「カロリーゼロ」を謳った商品に使われることの多い人工甘味料。一見健康的に見えますが、これらの人工甘味料には、腸内細菌叢への悪影響や、砂糖よりも甘味が強いため味覚が鈍感になるといったリスクが指摘されています。
また、人工甘味料を摂取した後に、かえって食欲が増進するという研究結果もあり、ダイエット目的で使用しても逆効果になる可能性があります。
合成着色料(赤色○号、黄色○号など)
見た目を鮮やかにする合成着色料は、特に子ども向けのお菓子に多く使用されています。これらの合成着色料には、子どもの注意力や行動に影響を与える可能性が示唆されており、欧州では使用制限が設けられているものもあります。
また、合成着色料の一部には発がん性が疑われているものもあり、長期的な摂取による影響が懸念されています。
酸化防止剤(BHA、BHTなど)
油脂の酸化を防ぐために添加されるBHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ブチルヒドロキシトルエン)は、動物実験では発がん性が確認されており、人間に対しても同様のリスクが懸念されています。ポテトチップスや油脂の多いスナック菓子に広く使用されています。
添加物の複合影響と「後味の悪さ」の正体
一つ一つの添加物は、許容範囲内の量で使用されていたとしても、複数の添加物を同時に摂取した場合の影響(複合影響)については、ほとんど研究が進んでいません。
また、市販のお菓子を食べた後の「後味の悪さ」や「口の中が気持ち悪くなる感覚」は、これらの添加物の影響によるものが大きいと考えられます。特に、人工的な甘味料や化学調味料は、舌に残る感覚が自然の素材とは異なり、それが不快感につながることがあります。
私たちにできること〜より安全な選択のために〜
原材料表示を確認する習慣をつける
食品を購入する際には、必ず原材料表示を確認する習慣をつけましょう。原材料は使用量の多い順に表示されているため、最初の方に添加物の名前が並んでいる商品は、特に注意が必要です。
できるだけ素材に近いお菓子を選ぶ
なるべく添加物の少ない、素材そのものの味を楽しめるお菓子を選びましょう。例えば、無添加のドライフルーツやナッツ、素材をシンプルに使ったクッキーなどがあります。
手作りお菓子のススメ
時間があるときには、自分でお菓子を作ってみることもおすすめです。材料を自分で選べるので、添加物の心配がなく、健康的なだけでなく、作る過程そのものを楽しむこともできます。
企業への期待と私たちの選択の力
食品メーカーに対し、添加物を減らした商品の開発や、より安全な原材料への切り替えを求める声を届けることも重要です。私たち消費者の選択が、市場を変える力になります。添加物の少ない商品を選んで購入することで、企業は消費者のニーズに応えようとするでしょう。
まとめ
市販のお菓子に含まれる添加物は、確かに便利で経済的なメリットがありますが、その代償として健康リスクを伴う可能性があります。すべての添加物が危険というわけではありませんが、継続的な摂取や複合的な影響については未知数の部分が多いのも事実です。
私たちは、これらの情報を正しく理解した上で、自分や家族の健康を守るための選択をしていく必要があります。
次回お菓子を選ぶとき、その一口がどのような材料で作られているのか、少し考えてみてください。
より健康的で、後味の良い選択ができるはずです。
一番安心できるの自分で材料を選び、一から作ってみるということです。
そうすることによって、市販のものがいかに無駄なものが多く使われているか知ることができます。
美味しさと健康は両立できます。知識を持って、賢い消費者になりましょう。
- 住所
- 〒666-0112 兵庫県川西市大和西4丁目3−16
- 営業時間
- 午前 9:00〜13:00 午後 15:00〜20:00
- 休診日
- 水曜日・木曜日・日曜日・祝祭日
- 最寄駅
- 川西市・能勢電鉄畦野駅
- 電話番号
- 072-743-2232
兵庫県川西市大和団地の齋藤鍼灸整骨院|あなたに最適な施術でこころとからだをサポートします
- カテゴリー
- 腰痛
- 肩こり
- 膝痛
- 自律神経の乱れ
- 腰部脊柱管狭窄症
- 症例報告
- 活動報告
- 外反母趾
- ストレッチ
- 運動方法
- 肘の痛み
- 日常生活のからだの使い方
- 姿勢について
- 健康についての考え方
- 手の痛み
- 足の痛み
- 指の痛み
- ダイエット
- むくみ
- しびれ
- 足がつる
- こころの健康
- 健康なからだは食事から
- お店紹介
- 日常のブログ
- アーカイブ
- 2025.10
- 2025.9
- 2025.8
- 2025.7
- 2025.6
- 2025.5
- 2025.4
- 2025.3
- 2025.2
- 2025.1
- 2024.12
- 2024.11
- 2024.10
- 2024.9
- 2024.8
- 2024.7
- 2024.6
- 2024.5
- 2024.4
- 2024.3
- 2024.2
- 2024.1
- 2023.12
- 2023.11
- 2023.10
- 2023.9
- 2023.8
- 2023.7
- 2023.6
- 2023.5
- 2023.4
- 2023.3
- 2023.2
- 2023.1
- 2022.12
- 2022.11
- 2022.10
- 2022.9
- 2022.8
- 2022.7
- 2022.6
- 2022.5
- 2022.4
- 2022.3
- 2022.2
- 2022.1
- 2021.12
- 2021.11
- 2021.10
- 2021.9
- 2021.8
- 2021.7
- 2021.6
- 2021.5
- 2021.4
- 2021.3
- 2021.2
- 2021.1
- 2020.12
- 2020.11
- 2020.10
- 2020.9
- 2020.8
- 2020.7
- 2020.6
- 2020.5
- 2020.4
- 2020.3
- 2020.2
- 2020.1
アクセス
〒666-0112
兵庫県川西市大和西4丁目3−16
- お電話でのお問い合わせ・ご予約は
- 072-743-2232
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
9:00〜13:00 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | × |
15:00〜20:00 | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | × |
- ※水曜日、木曜日、日曜日、祝祭日は休みです