- 肩こり
- 日常生活のからだの使い方
- 2019.03.01
あなたも「首がギシギシ鳴る」ということでお困りではないですか?
川西市大和団地の自費治療院「齋藤鍼灸整骨院」院長の齋藤 守です
あなたも首を動かすと痛みがでるだけなく、首がギシギシ鳴るということが気になってしかたがないということはありませんか?
この「首がギシギシ鳴る」という状態は、ずっと肩こりや首こりが治らず、いつも自分で肩や首を揉んだり、叩いたりしているという方に多く見られます
肩こりがつらいので頻繁にマッサージに行ったり、よく家族に揉んでもらっていたりしているというあなたもそのようなことはありませんか?
肩がこって首が痛いだけでなく、動かすとギシギシ鳴ったりしたらすごく気になって辛いですよね。
今日はこのような「首がギシギシ鳴る」という症状でお困りの方のために、原因と対策についてお伝えしようと思います。
本来、一般的に首を動かしてもギシギシ音が鳴るということはありませし、何か首を動かした時の違和感などを感じることはありません
ではいったい何が原因で首がギシギシと鳴るのでしょうか?
「首がギシギシ鳴る」原因は次の3つの事が考えられます。
1)首を支えている筋肉の緊張のバランスが崩れている
2)姿勢が悪いせいで頚椎のカーブがなくなっている
3)首の骨の位置がずれている
ではもう少し詳しく原因を見ていきましょう
1)首を支えている筋肉の緊張のバランスが崩れている
首の関節は5kgぐらいの重さの頭を重力に対して支えるために様々の方向から筋肉や靭帯の適度な緊張で支えられております。
それよって正常な関節の動きができ、首が正しく自由に動けるようになっております。
もし、この筋肉が部分的に筋肉が硬くなりすぎたりして筋肉の緊張のバランス(筋肉の張り具合)が崩れると
正常な関節の動きができなくなります。
このようになると正常な関節の動きでない動きで無理やり動かそうとするので
本来当たらない靭帯や筋肉が骨に接触したりすることによって首の関節がギシギシと鳴ることがあります。
例えていうのなら、ヨットの帆を支えているロープの張りが強すぎていて動かしたい方向に動かせなくない状態なのに
むりやり動かしてしまい、帆を支えているポールの可動部分がギシギシと鳴るような状態です。
2)姿勢が悪くなって頚椎のカーブ(アライメント)が崩れてしまっている場合
頚椎(首の骨)の正しい並びは横から見ると前に凸のカーブを描いております。
姿勢が悪くなると背骨全体的な正しい湾曲(生理的湾曲)が乱れて、このカーブが少なくなったり
カーブ自体がなくなってストレートネックという状態になってしまう場合もあります。
そのようになると、首の骨と骨の関節の面が正しい位置からずれてしまい、関節の動きも無理な動きになってしまいます。
それが原因で首を回すとギシギシ音がなる原因となる場合があります。
3)首の骨の位置が少しずれている場合
頚椎(首の骨)がずれている場合、頚椎は7つの骨から成り立っており、本来、後ろの出っ張り部分は後ろから見るとある程度きれいにまっすぐと並んでいます。
しかし、首の関節には動きにある程度余裕があるため、からだの偏った使い方によって
正しい並び方からずれてしまう場合があります。
それでも首は頭を支えることができるのですが、関節の動く面がずれてしまうと
本来の関節の動きでない状態になってしまいます。
そのような状態になることによって、正常な動きでは擦れない部分の靭帯や筋肉が擦れたりして
首がギシギシ鳴ることがあります。
ではこのようなことにならないために、どのようなことに気をつけると良いかを次に見ていきましょう
これらの原因は日常生活のからだの使い方が問題で起こってきます。
1)と2)は姿勢が原因で起こってきます
姿勢が悪くなると、猫背になったりし、首が前に傾き頭が肩より少し前の位置によってしまう状態になってしまいます。
このようになると頭の重さが重力に引っ張られ一気に首を支える筋肉に負担がかかってしまいます。
その状態が続くと首をうしろで支えている筋肉に疲労が蓄積し、だんだん硬くなっていきます。
それが肩こりや首のこり、背中のハリ感などの症状として現れます。
そして、その部分が固くなりすぎると、前後左右を支える筋肉の緊張がくずれ
首の関節に無理な力が加わり首がギシギシと鳴るようになります。
それだけでなく、悪い姿勢を続けると、頚椎の正しい前側凸の湾曲もなくなり
いわゆるストレートネックという状態になってしまいます。
頚椎の湾曲がなくなると頚椎の正しい関節の動きができなくなり
無理な力が関節にかかり、首がギシギシなるようになります。
3)は日常生活のからだの使い方で起こるようになります
例えば、毎日お仕事で使っているパソコンのモニターが正面より左にある。
いつも家でテレビを見る時にテレビの位置が右の方にあるので、いつも右に顔を向けてテレビを見ている。
夫婦ふたりで食事をする時に毎日隣同士に座って、食事をするので会話をする時、同じ方に顔を向けて話すことが多いなどです。
このような偏ったからだの使い方をしていると、頚椎の並びがずれてしまったりすることがあり
これが首がギシギシなる原因になる事があります。
このような状態は首がギシギシなるだけでなく、首こり、肩こりの原因にもなりますので注意しましょう。
ではこのようなことにならないようために、今からすぐにできることをお伝えします
1)姿勢に気をつける
姿勢に気をつけるというと背中だけ伸ばして良い姿勢と思っている方が多くいらっしゃいますが
背中を伸ばしただけでは良い姿勢とはなりません。
それはどうしてかといいますと、建物の土台である骨盤が傾いているからです。
背中が丸くなり、首が前かがみなる人の多くは、骨盤が後ろに傾いております。
骨盤が後ろに傾くと背中の湾曲が強くなり、猫背になるだけでなく、首も前かがみになり、
これが続くと頚椎のならびが真っ直ぐになるストレートネックという状態になります。
では土台である骨盤をどうしていけば良いのかというと、骨盤をまっすぐ立てるようにするということです。
骨盤は後ろに傾きすぎても前に傾きすぎても良くありません。
骨盤を真っ直ぐに立てるということを意識することによって、自然と姿勢は良くなってきますので
背中を伸ばすということの前に骨盤を立てるようにしてください。
2)机やテーブルに座っている時に片肘をついて、顎をささえたりしないようにする
テレビを見る時、本を読む時、スマホを使う時、片肘をたてて顎をささえていませんか?
片肘をつくと首の正しい筋肉の使い方ではなくなり、緊張のバランスが崩れたり、首のほねがゆがむ原因になります。
3)スマホを長時間使わないようにする
長時間スマホを使っていると、首の関節に負荷がかかり続け首の緊張が強くなったり、ストレートネックになったりします。
4)テレビの位置やパソコンのモニターの位置を見直してみる。できるだけ正面に座るようにする
いつも偏って同じ方向にむいていることをしていませんか?このようなことを続けていると首の骨の並びが悪くなって動きが悪くなることがあります。
5)毎日二人で食事をする場合は横ではなく、お互いの正面に座るようにしましょう
まとめ
首がギシギシ鳴る原因は首の筋肉のバランスの異常と首の骨の位置やアライメントが悪くなることです。
それを改善するにはまず「姿勢をよくし首に負担をかけない」ということです。
そのために気をつけること
1)背中を伸ばす前に骨盤を立てるようにする
2)片肘をつかない
3)スマホを長時間使わない
4)テレビやパソコンのモニターの位置をできるだけ正面にする
5)毎日二人で食事をする場合は横ではなく、お互いの正面に座るようにする
「首がギシギシ鳴って」なかなか改善されずお困りの方は、まずこれらのことを試してみましょう。
「柔道整復師、鍼灸師 齋藤 守 監修」
これらを試してもなかなか「首がギシギシ鳴る」という状態が治まらず、長期間に渡って頻繁に起こるようであれば、からだのバランス、重心の問題などが関係している場合があります。
そのような場合は当院にご相談ください。
鍼灸と整体でからだのバランスを改善し根本治癒に導く
完全予約制 自費専門院 齋藤鍼灸整骨院
予約電話番号:072-743-2232
までご連絡下さい。 「こんな症状でも、診てもらえるの?」というお問い合わせでも結構です。
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初診料 2000円 施術料 7000円 初回合計9000円 ※2回目以降は一律7000円となります。(はり、きゅう、テーピング等の料金を含む)
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◯学生割引があります。 詳しくは料金のページをご覧下さい。 治療費のページ http://saito-hutaba.com/price ◯当日予約の場合、ご希望の時間に予約をお取りになるのは難しいと思われます。 ご希望の時間にご予約をお取りになりたい場合は、なるべく早いうちのご予約をされた方が確実かと思います。
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- 足がつる
- ストレッチ
- 2019.02.04
あなたも「足がつる」ということでお困りではありませんか?
西市大和団地の自費治療院「齋藤鍼灸整骨院」院長の齋藤 守です
寒い時期になるとよく「足がつる」ということをよく患者さんからお聞きします。
寝ていて朝方になると「足がつる」という方も多くいらっしゃいます。
すぐに収まる場合もありますが、結構落ち着くまでに時間がかかる場合もあります。
「足がつる」と激痛が走り、落ち着くまで動くことができないのでほんと辛いですよね。
今日はその「足がつる」ということの原因と対策についてお伝えしたいと思います。
この記事を読んでいただくと、「足がつる」状態になったときどうしたらよいかが分かり、「足がつる」状態にならないからだに変えて行くことができますので是非最後まで御覧ください。
足がつる状態とは
「足がつる」という現象は「足の痙攣」の一種で筋肉が異常収縮を起こしている状態です。
簡単に説明すると次の3つの状態が考えられます。
1)筋肉の緊張具合を把握するセンサーがうまく働かなくなって筋肉が固くなりすぎる。
2)神経伝達がうまくいかなくなり異常な筋肉の動きになってしまう。
3)神経伝達はうまくいっているけれど、肝心の筋肉の線維が正しく動いてくれず硬くなってしまう。
では何が原因でそのような1)〜3)の状態になり「足がつる」のでしょうか?
実のところ現代医学でもはっきりしたことはわかっておりません。
それはどうしてかといいますと、いろいろ複合的な要因が関係しており一つの原因で起こるわけではないからです。
しかしその要因は分かってきておりますので複合して起こる要因についてお伝えします。
その要因について簡単に説明すると次の4つが考えられます。
1)寒さによってからだ全体の筋肉が固くなり、血流が悪くなるから
2)からだのなかのミネラルが不足しているから
3)ストレッチなど正しい筋肉のケアができていないので、筋肉の疲労が蓄積しているから
4)からだの動きが部分的に悪くなっており、ふくらはぎや足先に負担がかかっているから
では、これらを改善し足がつらないからだにしていくための方法をお伝えする前に、たった今「足がつった」状態になり困っている方のためにまず「足がつる」状態になった時どう対処したらよいのかお伝えします。
足がつった時の対処法
足がつった時の対処法は、足のつった部分によって違いますので、起こりやすい順に説明していきたいと思います。
すべての状況に共通してまずした方が良いことは、焦らず落ち着いて、水を飲むということです。
動くことができる場合、立って移動し水を飲むだけで改善することも沢山あります。
動けない場合、立てない場合は以下の方法をお試しください。
1)ふくらはぎがつった時の対処法
いわゆる「こむらがり」という状態です。この状態はふくらはぎの筋肉がガチガチになり、足先が下に向いてしまう(つま先立ち)の状態になることです。
この時の対処法のポイントはなんらかの方法で縮まったふくらはぎの筋肉を伸ばしていことです。
①膝が曲げられる場合やつった状態で自分で足先を持てるようであれば、自分で足の指をもって反らすようにしてってください。
②寝ている時にこのように足がつった場合は、立つことができるようであれば立って、足の裏をしっかり踏みしめ、ふくらはぎを伸ばしていくようにしてください
③痛くて立つことができない場合、壁の方に移動し足の裏を壁に押し付け、ふくらはぎを伸ばすようにする方法もあります。
④近くに伸ばしてくれる人が居る場合、足先を自分の方にそらしていく方向にゆっくり倒してもらうようにする。
2)足のスネがつった時の対処法
このように足のスネがカチカチになった場合は、足先が反るように上を向く傾向があります。この時の対処法のポイントはゆっくりとスネの筋肉を伸ばしていくということです。
①指先を持ってつま先を曲げるように下を向けていくようにしてスネの筋肉を伸ばしてください。
②正座ができるようであれば、ゆっくりと正座をしていく。
3)足の裏がつった時の対処法
足の裏がつった時は、土踏まずの筋肉がカチカチになり、指も握るように曲がる特徴があります。対処法は土踏まずの筋肉をのばしていくことがポイントです。
①土踏まずをのばすように指先を持って反らしてみてください。
②立てる場合は立って足の裏に体重をかけてみてください
共通してできることは、まず焦らず落ち着いて水を飲むようにしてみるということです。
寝ていて毎朝足がつるという人は枕元に水の入った水筒などを置くのもよいでしょう。
足がつるということを予防するには?
①水をできるだけ積極的に飲むようにする。
スポーツをしていたり、よく汗をかくような生活をしている方は、電解質(ミネラル)の入ったスポーツドリンクを半分に薄めて飲むようにする。
②ふくらはぎ、スネのストレッチをする。
ストレッチの方法はまた次回の記事でお伝えいたします。
③青竹踏みをする。
④毎日お風呂につかるようにする。
⑤バランスの良い食生活をこころがける。
⑥十分に睡眠をとり、疲労をためないようにする。
⑦電気毛布や湯たんぽなどを利用して足元が冷えないようにする。
あなたもこれらを続けていると足がつるということがあまりなくなってきます。
まず、あなたがこれから「足がつる」という状態になった時にする対処法は「落ち着いてコップ一杯の水を飲む」ということです。
そして、「足はつる」という状態にならないようにするために、あなたが明日から始められる簡単な事は「冷えないようにする」、「水分を多く摂る」ということです。
これらを試してもなかなか足がつるという状態が治まらず、長期間に渡って頻繁に起こるようであれば、からだのバランス、重心の問題などが関係している場合があります。
そのような場合は当院にご相談ください。
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- 腰痛
- 2018.10.23
車を運転中の腰痛対策
『あなたも車を運転中に腰が痛くてお困りでありませんか?』
行楽シーズンになって休みには家族と車で遠くに出かける方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時、車を運転中に腰痛になってどうしようもなくなったり、運転後にぎっくり腰になったりして困ったという方も多いと思います。
中には運転中も腰が痛くなるだけでなく、その後もしばらく痛みが続くという場合もあると思います。
せっかく休日に家族で遊びにいっても、車の運転中に腰が痛くなったり、運転後に痛くて動けなかったりすると全然楽しくないですし本当に辛いですよね。
今日はそのような事で困っているあなたのために
「 車を運転中の腰痛対策 」
に関してお伝えしていきたいと思います。
このブログを最後まで読んでいただくと、運転中の腰の痛みから解放され、楽しく家族で長距離のドライブに出かけられるようになります。
なぜそのようなことが言えるかといいますと、わたし自身、20代の頃かなり強い腰痛に悩まされた時があり、そして、その時にいろいろ考えた方法を同じような事でお困りの患者さんに指導してやってもらうと、多くの患者さんが痛みなく運転できるようになったことを実感していただけたからです。
その時、わたしの腰痛は特に運転中の痛みが辛く、どうしたらこの痛みが楽になるのか色々腰に負担がかからない方法を考え、それを実際に自分でやって試してみました。
そうしているうちにいくつかのポイントに気をつけると劇的に痛みを軽くしていくことができると分かったのです。
車の運転中に気をつけなければいけない大事なポイントは次の3つです。
1)車のシートに正しい坐り方をする
2)運転中早めに休憩を取る(取れない時は対処法をする)
では詳しく見て行きましょう。
1)車のシートの正しい坐り方
年々車のシートは改良されてきており、細かくシートポジションを調整できる車も増えてきています。
しかし、どれだけ車のシートが良くなっても人のからだの体型、体格は様々ですので、なかなか一人一人のからだにしっかりと合わすことができないということが現状です。
また、正しい座りか方ができておらず、いつも腰に負担がかかる坐り方になっている人も多く見られます。
車のシートの坐り方で気をつけるポイントは次の4つです。
①しっかりとシートの後ろまで深く坐るようにする。
よくお尻に位置がシートの前の方にずれてしまっている場合があります
おそらく普段椅子に坐る時もそのような坐り方になっているのだと思いますが、車の運転で長時間このような腰を前にずらした坐り方をすると、かなり腰に負担がかかります。
②左足の置き場に気をつける
左足を曲げたり、ちょっと内側に置いたりいろいろ不安定な場所に足が行ってしまっている人も多いと思います。
しかし左足は右足を動かす時かすかに踏ん張ったりして力が入っています。
この時、左足が不安定な位置にあるとどうしても骨盤に無理な力がかかりからだがゆがむ原因になります。
これが長時間続くと腰に痛みが出やすくなります。
これを予防する為には、左足は左足の足置き場(フットレスト)に必ず置くようにしましょう。
これだけで右足のペダル操作の時もからだがねじれにくくなり腰の負担を軽減することができます。
③できるだけ両方のお尻に体重が乗っている事を意識する
運転中気をつけてみて見ると、どちらかのお尻が浮いているという人や、浮いていないけどどちらかのお尻にばかり体重が乗っていると言う人も多いのではないでしょうか?
このように片方のお尻にばかり体重がかかると骨盤の傾きが生まれ、腰の関節に偏った負担をかける原因になります。
④腰椎のカーブに合わせるためにタオルを挟む
腰椎(背骨)の部分にはもともと持っている腰の骨のカーブというものがあります。
車のシートはどうしてもこのカーブにうまく合わないような形状になっている場合がほとんどです。
このような時の為に幅15x40cm、厚3〜5cmぐらいに折ったタオルを腰のカーブの部分に挟みます。
位置はシートの下の部分から大体15〜20cmぐらいの高さの腰の部分です。
わざわざ◯ートバックスなどで腰当てのクッションやグッズなどを買う必要はありません。
なぜなら、既製品の腰当てグッズは厚みが厚すぎるものが多いのと、微調整しにくいので自分に合わない場合全く使い物にならないからです。
2)運転中、早めに休憩する(休憩できない時の対処法)
運転中に気がついたら、思ったより長時間運転してしまった、休憩するタイミングを逃してしまったと言う場合も多いと思います。
そんな事にならないように、腰に不安のある方はスマホのタイマーをセットする事をおすすめします。
そうしておくとタイマーが鳴ったら、そろそろ運転を休まないといけないという事がすぐにわかります。
タイマーをセットする時間は30分から40分です。
それ以上同じ姿勢にすると腰の負担は大きくなります。
渋滞などでどうしても休憩を取れない場合は次の方法をお勧めします。
信号などで少し止まった時に、サイドブレーキをかけ足をペダルから離して、坐ったままつま先立ちをしたり、太ももを開いたり閉じたりします。
注:かならず周りの車の状況や信号の変わるタイミングなどを確認し、気をつけて行ってください。
次に上半身を軽く左右に気持ちいいぐらいの程度に左右にねじるストレッチをする。
これをするだけで股関節や腰回りの血流が改善し、筋肉が固くなるのを予防することができます。
3)日常生活でも腰に負担をかけないようにする
日常生活で痛みがなくても、運転中にだけ腰が痛くなるという場合もあります。
このような場合、実は日常生活でも腰に負担がかかっており、すでに腰に負担がかかっている場合が多くみられます。
この日常生活のからだの負担をそのままにしておくと、慢性的な腰痛の原因になる場合もあります。
このような事にならないように、日常生活でも長時間坐りっぱなしにしないようにしましょう。
日常生活でも同じようにテレビを見ていても、スマホを見ていても、本を読んでいても30分に一回は立ち上がって少し動くようにしましょう。
お仕事などでどうしても、立ち上がったり動いたりできない人は、椅子に座ったまま、つま先立ちの動きをしたり、太ももを開いたり閉じたりして股関節周りを動かすようにし、坐ったまま腰を軽くねじったりするようにしましょう。
これだけを意識するだけで、かなり日常生活での腰の負担は軽減します。
<まとめ>
このように簡単な3つのポイントに注意していただくと、腰の負担を軽減し、車の運転中の痛みや、運転後の腰のトラブルを予防する事ができます。
明日からあなたができる簡単な事は次の3つです。
1)車のシートの正しい坐り方する
①シートに深く坐る
②左足の置き場に気をつける
③片方のお尻にばかり体重をかけない
2)運転中、早めに休憩を取る(取れない時の対処法)
30〜40分に一回、休憩を取りからだを動かす
3)日常生活でも腰に負担がかからないようする
日常生活でも30分に一回は立って動くようにし、じっとし過ぎないようにする。
お仕事などで動けない人は坐ったままでも動ける運動をする。
もしこれらの注意点に気をつけていても運転中の痛みが気になる方、運転以外でも腰痛が気になる方は、からだのバランスが崩れて、正しいからだの動きができていない可能性があります。
そのような場合でお困りの場合は当院にご相談ください。
「鍼灸師、柔道整復師 齋藤 守 監修」
「誰にも理解してもらえない痛みや不調でお悩みの方が笑顔になれるように」
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でもどこに行って良いのかわからないから、そのままに我慢する生活を続けているという方も多いのではないでしょうか
我慢ばかり続けているとその不調は全身いろいろなところに広がってしまいます。
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- 自律神経の障害
- 2018.09.17
川西市のからだのバランスを改善し根本治癒に導く齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
夏の暑い時期は「熱中症に気を付けましょう」としきりにテレビで言われていますので、一日中クーラーの効いた部屋で過ごすという方も多いのではないでしょうか?外に出ると非常に暑くて汗がダラダラ出てきて、建物に入るとまたクーラーが強くかっていてというように、毎日急激な気温の変化をからだに受け続けると自律神経の調節が正しくできなくなる場合があります。
自律神経とは体温、心拍、呼吸、血流、ホルモンなどを調整しからだの変化を安定させる働きをしている部分です。
自律神経の調節が正しくできなくなるとどうなるか?
1)暑いところでも汗をかかなくなる。
2)冷房が効いてないのにかなり寒く感じる。
3)夏でも靴下を履かないと寝られない。
4)クーラー効いている部屋に長時間じっとしていても暑く感じる。
5)手足がほてる感じがする。
6)運動をしていないのに動悸を感じる。
7)呼吸が浅くなる。
8)あまり熟睡することができない。
これらの症状が現れたら自律神経の調整が正しくできていない可能性があります。
暑い時期急にこんな症状がいろいろ出てきたらすごく不安になりますよね。
最近、60代の女性の患者さんが暑い中、非常に冷えを感じからだの動きも悪くなったということで治療に来られました。
自分は寒いけどなかな周囲の人にも分かってもらえず辛いとのことです。
自律神経に疲れが一番で起こりやすいのは残暑が過ぎた9月〜10月頃ですが、今年のように連日の暑さが続くと真夏でもからだの負担も大きくなり、自律神経が乱れてしまうことがよくあります。
このような自律神経の乱れを自分で解決するためにできることは次の3つです
1)朝日を浴びる
自律神経は体内時計(体内リズム)と深く関係しています。
この体内時計が乱れてしまうと自律神経の様々な調整に影響が出てしまいます。
そのためまず体内時計を毎日リセットするために、朝起きたら窓を開けて(カーテンを開けて)朝日を浴びるようにしましょう。
余裕があれば朝5〜10分ぐらいの散歩もいいでしょう。
朝日を浴びながら散歩し鳥の声を聴いて公園の花や緑をみるだけで非常に心も安らぎ自律神経の安定に働きます。
最近は朝6時を過ぎると、暑くなってきますのでおすすめは午前6時までに散歩するのがおすすめです。
わたしも毎朝5時過ぎに犬の散歩に行っています。
外は明るくかといって日差しは強くなく非常にすずしいのですごく気持ちがいいですよ。
2)腹式呼吸を寝る前にしましょう
腹式呼吸で横隔膜を刺激すると自律神経が安定するようになります。
自律神経の疲れが溜まりやすいこの時期に絶対オススメです。
方法は簡単です。
①仰向けに寝て膝を立てます。
②足は腰幅に開きます。
③お腹に手を置いて、お腹が凹んでゆくのを確認しながらゆっくり息を吐きます。
④吐き終わったらお腹が膨らむのを意識しながら息を吸っていきます。
ポイントはしっかり吐ききるということです。
しっかりと吐ききるとスムーズにお腹の下の方に息が入ってきやすくなります。
これを10回行います。
これは非常に効果があります。
不眠症の方も是非この腹式呼吸を寝る前にするようにしてみてください。
3)軽めのストレッチをする
自律神経の乱れのある方はからだが固くなっている方が多く、特に骨盤周りの動きが悪くなっている方が多くみられます。
骨盤の動きが悪くなっている人にオススメのストレッチは太ももの後ろの筋肉(ハムストリングス)のストレッチです。
太ももストレッチの方法は簡単です。
伸ばす方の足をまっすぐにして、逆の足は内側に曲げるようにして座ります。
両手を足にそわせて前にゆっくり倒していきます。
キツイ所の手前で10秒維持し脱力します。
15秒を5回繰り返します。(右5回してから左も5回)
この時背中を曲げるのではなく、骨盤から倒していくイメージで、呼吸は止めずに行いましょう。
ポイントははずみを付けず15秒かけてゆっくり気持ち良い程度に伸ばすということです。
ストレッチは決して無理しないでください。
好きな音楽があれば、それをかけながらお風呂上がりにストレッチをやってみましょう。
アップテンポの音楽よりゆったりした音楽がオススメです。
これらを毎日続いていると自律神経の乱れは少しずつ改善してきます。
朝のふらつきやからだの動きにくさが気になる方は「体の調子を良くする朝の習慣」のページも御覧ください。
自分でいろいろやってみたけれど改善しにくい方はお気軽にご相談ください。
当院では問診、脈診、触診などでしっかりとからだの状態を確認し自律神経を働きを改善するための整体、はりきゅう治療などを行っております。
齋藤鍼灸整骨院では
「誰にも理解してもらえない痛みや不調でお悩みの方が笑顔になれるように」
という理念をもって日々治療をさせていただいております。
「病院に行っても話をちゃんと聞いてもらえない」
「家族に話しても、この辛さをぜんぜん理解してもらえない」
「歳だからしかたないよと言われる」
でも、どこに行って良いのかわからないから、そのままに我慢する生活を続けているという方も多いのではないでしょうか
我慢ばかり続けているとその不調は全身いろいろなところに広がってしまいます。
もし、そのようなお悩みや不安をお持ちでしたら、一度当院にご相談ください。
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- むくみ
- 2018.07.06
あなたも足がむくみませんか?簡単なむくみの対処法
川西市のからだのバランスを改善し根本治癒に導く齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
毎日蒸し暑い日が続いていますね。
こんな日は一日中クーラーのかかった部屋にいる方も多いのではないでしょうか?
冷房の効いた部屋で長時間デスクワークをしていたり、じっとしたりすると足がむくんで来たという方も多いと思います。
今日来られた60代の女性の患者さんも「足がむくんでだるさも辛いのでなんとかしたい」とおっしゃっていました。
足を診るとくっきりと靴下の跡がついており、すねの内側の部分を押すとしっかりと指の形がついて、なかなか戻りが悪い状態になっていました。
内科を受診してもよくわからず、利尿剤をもらって飲んでいるけれどあまり変わらないとのことです。
今日はこの時期に多く見られる「足のむくみ」についてお伝えしていきたいと思います
この記事を読んでいただくと、なかなか取れにくかったあなたのむくみを解消するヒントになりますので、是非最後までご覧ください。
まずはじめにむくみのあるあなたに知っていただきたいことは「むくみの原因は筋肉にある」ということです
なぜそのようなことが言えるかといいますと、今まで多くのむくみの患者さんを診てきて、内科的な問題がないのになかなかむくみが取れない患者さんに共通するからだの特徴が診られたからです。
目次
むくみを早く改善するために押さえておきたいポイントは次の3つです
1)むくみの原因と種類は?
2)危険なむくみとは?
3)むくみを解消するには?
ではひとつずつ見ていきましょう。
1)むくみの原因とは?
血液は動脈により全身に運ばれます。
全身の隅々まで運ばれた血液は毛細血管から染み出し細胞間質液となります。
その細胞間質液に血漿成分以外の、酸素、栄養、ホルモンなどが含まれておりそれが細胞膜を通じて細胞内に取り込まれさまざまな代謝に使われます。
細胞で使われた後の代謝生産物、二酸化炭素、電解質などは老廃物として、一部(10〜20%)がリンパ管を通り排出され、その他の間質液はもう一度毛細血管に吸収され静脈を通り心臓に戻っていきます。
その細胞間質液の流れが悪くなると「むくみ」となります。
その流れが悪くなる原因は次の3つです。
①1つ目の原因は運動量の低下や筋肉の減少です
立ちっぱなし、座りっぱなしなどじっとしている時間が長くなると、からだ中の血液は重力に引っ張られ、下半身に滞りやすくなります。
心臓のポンプ作用だけでは下に下がった血液を上まで引き上げるのに限界が生じてきます。
床に水を入れたコップを置いて、そこに細長いチューブを挿し口で吸い上げる事を想像してみてください、実際やってみるとよくわかりますが、なかなか簡単に吸い上げられるものではありません。
このように心臓のポンプ作用では引き上げられない血液を心臓の方まで運ぶ事を手伝うためにふくらはぎや太ももの筋肉が働いています。
ふくらはぎの筋肉が収縮するとその筋肉の隙間にある血管がぎゅっと押されて血液を上に押し上げるのを助ける働きがあります。
心臓に変える静脈には逆流を防止する弁がありますので、押し上げられた血液は下に下がらず、また後から押し上げられた血液にのよってどんどん上に運ばれるようになります。
このような働きはあるためにふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれております。
じっとしていることが多い方、筋肉が少なくなっている方はこの働きが弱まり、血液が下半身の足の部分に滞ってしまい、血液が滞ることによって細胞間質液の量も増え、流れが悪くなりむくみが発生してしまいます。
②2つ目の原因はクーラーによる下半身の冷えです
暑くなるとクーラーをかけている部屋に長時間座っている方も多いと思います。
このように長時間クーラーの中でじっとしていると、冷えによって筋肉も硬くなります。
筋肉が硬くなることによって、血液やリンパ液が滞り、細胞間質液の流れも悪くなりむくみが発生します。
③3つ目の原因は自律神経のみだれです
夏になると暑いところから急にクーラーの強く効いた部屋に入ったり、クーラーのよく効いた部屋から急に暑いところに出たりするということも多いと思います。
このようなことが繰り返されると、自律神経に負担がかかり正常な血流や血圧などの調整がしにくくなります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経があり、血圧、血流、脈拍、体温、呼吸などを環境に応じて調整を行っております。
暑くなると発汗し体温を下げ、寒くなると筋肉を収縮し体温を上げ、走る時は呼吸を増やし、リラックスする時は脈拍や呼吸を少なくするなど、24時間ずっと働き続けています。
それが、暑い部屋から急も寒い部屋に入ったり、その逆になったりするとその調整の負担が増加し、自律神経がしっかり働くなりそれがむくみを引き起こす場合があります。
2)危険なむくみとは?
危険なむくみのサインはつぎのようなものがあります。
①急に全身的なむくみが出てきた場合。
むくみによって急に体重が増加し、足だけでなく顔やまぶたなど全身的なむくみがでてきた場合、心不全や腎臓、肝臓の病気の可能性があります。
②薬を変えてから急にむくみがでてきた場合
薬の副作用によるむくみの可能性があります。
③小学生ぐらいのお子さんで熱が出てから1、2週間後くらいにむくみが出てきた場合
溶連菌感染症による「急性糸球体腎炎」の可能性があります。
これらのように足だけでなく全身的なむくみが強くなり、なかなか取れない場合は内科もしくは循環器科の受診をおすすめします。
3)むくみを解消するには?
①まず筋肉を動かすことが大事です
大事なことは、じっとしないということです。
できるだけ座りっぱなしの時間を少なくしてください。
あまり出かけない方の場合一日15分程度のウォーキングをすることも大事です。
デスクワークなどであまり立ったり歩いたりできない方は、座った状態でつま先立ちの運動をしてください。
やり方は簡単です。
いすに座った状態でつま先立ちの状態になり、もとに戻すということは繰り返してくださださい。
30回ぐらい繰り返すのを1セットとして一日何回かするとよいでしょう。
②ふくらはぎのマッサージをしましょう
お仕事をされている方は休み時間に片方の膝の上にもう片方の足をのせて、足先から膝に向かってマッサージをするようにしましょう。
③からだが冷えないようにしましょう
特にクーラーのかかっている部屋に長時間いなければいけない方の場合、特に下半身が冷えないようにしましょう。
女性でスカートを履いている方の場合特に冷えやすいので、夏でもブランケットなどで冷えを防止しましょう。
④急激な温度変化に気を付けましょう
先程の説明の通り、急激な温度変化は自律神経の負担を増加し自律神経の異常につながります。
寒い部屋に入ると分かっている時は、何か羽織るものを持って行くようにしてからだが冷える前に羽織るようにしましょう。
自宅で自由にエアコンを調整出来る時は、温度計と湿度計を確認し、気温と湿度を調整し室温がさがり過ぎないように気を付けましょう。
⑤筋肉をつけるようにしましょう!
筋肉が少ないことを自覚している方、運動をやってみようと思う方は次の運動がおすすめです。
つま先立ちの運動です。
先程は座った状態で行うつま先立ちの運動を紹介しましたが、座った状態では筋肉はつきません。
そこで、たった状態で何か壁などの支えを手で持ってつま先だちをしてもどるを繰り返す運動を行ってください。
これも30回ぐらいがオススメです。
余裕があれば支えを持たず行うとバランスをとるための「体幹」の運動になるので、出来る方やってみてください。
バランスをくずして転倒しないようにだけ気を付けてくださいね。
このようにむくみを改善するためには「筋肉を動かすとよい」ということが少し分かっていただけたと思います。
これらの事を理解し、対処方法を続けているとあなたのなかなか取れにくかったむくみを改善することが出来ると思います。
むくみでお困りのあなたがまず明日からできる簡単なことは、「つま先立ち運動」です
立ってやっても座ってやってもよいので、それからはじめてみましょう。
これらをしてみても改善しない場合、塩分のとりすぎや過度なダイエットによるタンパク質摂取量の低下など食生活が原因になっている場合もあります。
この機会に運動をして治りにくい場合は食生活も見直してみましょう。
むくみだけでなく、しびれや痛み、足のこむら返りなど他の症状でお困りの場合、当院で治療を行うこともできますので、お気軽にご相談ください。
- 日常生活のからだの使い方
- 2018.06.20
あなたも歯を食いしばり過ぎてませんか?クレンチングとは?
川西市大和団地にあります齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
梅雨に入りムシムシする日が多くなってきましたね。
こんな天気の時、歯がうずいたり、歯茎が腫れてきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯の痛みや腫れというと、虫歯や歯肉炎、かみ合わせの問題などが考えられますが、歯医者に行っても特に原因は見当たらず、特に治療することがなかったという場合もありますよね。
当院の30代女性の患者さんも、最近歯が痛くて歯医者にいったら「歯の方は特に異常はないですね、肩こりかもしれませんね」と言われたけど、自分は肩こりの自覚はないんですよ、ということで当院を受診されました。
今日はこのような「原因のよくわからない歯の痛みについて」お伝えさせていただきたいと思います
この記事を読んでいただくと、歯医者さんで診てもらっても原因がわからないという方の症状を改善するヒントになりますので是非最後まで御覧ください。
まずはじめにお伝えしたいことはあなたの「原因のわからない歯の痛み」は「クレンチング(無意識の歯のくいしばり)」が原因かもしれないということです
なぜのそのようなことが言えるかといいますと、今までの臨床経験の中で、歯医者さんで原因がわからない歯の痛み訴えている患者さんに詳しく日常のからだの使い方について話をお聞きし、からだの状態を診ていくと「クレンチング」が原因になっているということが多く診られたからです。
それと、わたし自身も「クレンチング」によって歯の腫れや痛みをよく経験し、それを改善するために色々な方法を行ってきたということもあります。
からだはどこかに負担がかかり問題が起こりそうになると、様々な方法でサインを出してきます。
このサインの一つが歯の痛み、歯茎の腫れなどとなって現れることがあります。
しかし、歯医者さんにいっても原因がよくわからない場合、その後はどうしたらよいのかわからずに困ってしまう人も多いと思います。
いくつかの原因が考えられますが今日は「クレンチング(無意識の歯のくしばり)」について書いていきたいと思います。
ではこの「歯の痛み」が、どのような原因で起こっていて、どうすれば良いのか詳しく見ていきましょう。
「原因のわからない歯の痛み」を解消するために知っておいた方がよ良いことは次の3つです
1)歯が痛くなる原因となる「クレンチング(無意識のくいしばり)」とは?
2)その原因を作り出しているものは?
3)どのようなことに気をつければいいの?
歯が痛くなるのはいろいろなことが考えられますが、今回は歯医者で検査してもらってもよくわからない歯の痛みについてお伝えします。
では一つずつ見ていきましょう。
1)原因もなく歯が痛くなる原因「クレンチング」とは?
「クレンチング」とは歯ぎしりの一種である「無意識の歯の噛み締め、くいしばり」のことです。
歯ぎしりは分類すると次の3つに分かれます
①グライディング
いわゆる歯をギリギリ擦り合わせる、いわゆる一般的な歯ぎしりです。
歯に痕跡が残ることが多いので発見されやすいです。
②タッピング
歯をカチカチ噛み合わせる動きです。
歯の削れは少ないですが、まわりが音で気がつくことが多くあります。
③クレンチング
歯を噛みしめることです。
歯をこする動きが少ないので発見されにくいことが多くあります。
程度がきつくなると、歯にクラック(ヒビ)が入り発見されることもあります。
これらの歯ぎしりは程度が強くなれば歯医者さんですぐに見つかり、ナイトガード(歯ぎしりを防止するマウスピース)を作ってもらい歯ぎしりを予防するための生活指導を行ってもらえる場合もがあります。
しかし、あまり歯に痕跡が残らない程度の歯ぎしりの場合、「特に歯には原因がないですね肩こりからきているかもしれませんね」と言われることが多くあり、その場合は歯科では何もしてもらえないことが一般的です。
クレンチングが続いていると顎のまわりの筋肉の緊張により血管が圧迫され血流が悪くなります。
歯茎に圧力がかかり続けると、その部分に血流が阻害されるという影響もあります。
このような状態が続くと歯や歯茎の細胞に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなり、細胞が弱ってしまい、歯の痛みや腫れを引き起こす原因となります。
2)その原因を作り出しているのは?
1つ目の要因はストレスです。
クレンチングだけでなく、歯ぎしり全体に言えることはストレスが大きく関わっています。
日常生活に精神的なストレスがあると、無意識に歯を噛み締めたり、歯ぎしりをしたりしてしまうことがあります。
起きているときだけでなく、寝ている間にクレンチングをしている場合もあります。
クレンチングは動きがあまりないので本人の自覚がないというところが問題です。
2つ目の要因は姿勢やからだのゆがみです
猫背の姿勢、逆に反りすぎている姿勢、左右の重心の異常などが顎の関節を動かす筋肉のバランスを崩し、歯に違和感を感じ無意識にクレンチングをしてしまう要因となります。
姿勢が悪いと重力の影響で顎の動きに無理な力がかかり、その違和感がクレンチングを引き起こします。
3つ目の要因は「噛みしめる」癖です
ストレスや姿勢の要因はないけど、癖でいつも歯を噛みしめているという方も多く見られます。
何か緊張するとクレンチングをする人や一生懸命何かをしようとしていたら噛みしめているという方も多くいらっしゃいます。
3)どのようなことに気をつければいいの?
気をつけるポイントは次の3つです。
1)自律神経を整えるために生活のリズムを見直してみましょう!
自立神経が乱れると、緊張とリラックスのバランスが取りにくくなりストレスの影響を受けやすいからだになります。
寝る時間が短い。
朝ギリギリまで寝ている。
スマホを使っていて毎晩寝るのが遅くなる。
いつもソファーでうたた寝をしてしまう。
朝ごはんを食べない。
極端なダイエットをしている。
このような生活をしていると、自律神経が乱れてしまいストレスの影響を受けやすくなります。
睡眠をしっかりとり、朝は余裕をもって早めに起きるようにしましょう。
食事は朝からしっかり摂るようにしましょう。
ストレスに影響を受けにくいからだにするためにも生活のリズムを整えるようにしましょう。
自律神経を整えるには寝る前の腹式呼吸がおすすめです。
やり方は簡単です。
寝る前に仰向けになって膝を立てて、足は肩幅ぐらいに広げます。
この状態で、お腹に手を当ててゆっくりと息を吐いていきます。
吐ききったらゆっくりとお腹の方に空気が入っているのを意識し息を吸っていきます。
この時、横隔膜がおへその方に引き下げられるようにイメージします。
この横隔膜の刺激が自立神経を整える働きがあります。
この呼吸を10回ぐらい行います。
2)姿勢を意識するようにしましょう!
頭の上に紐がついていてからだがぶらさがっているような姿勢、背骨の上に自然と頭の位置がくる姿勢が理想的な姿勢となります。
横から見ると耳の位置、肩の位置、骨盤の真ん中のいち、くるぶしの少し前が一直線にならぶ姿勢です。
良い姿勢は普段から意識をすると自然とできるようになります。
良い姿勢によって顎の関節にかかる負担を軽減しそれがクレンチングの予防につながります。
良い姿勢をするのがしんどいと思われる方はこちらの記事「良い姿勢をするのがしんどんです」も御覧ください。
3)上と下の歯の隙間を常に開けるように意識をしましょう
クレンチングをする人の多くが普段からしっかり歯を噛み合わせている癖がある場合が多く見られます。
実はわたしもその一人でした。
いつもしっかり上の歯と下の歯を噛み合わせており(噛みしめているわけではありません)、何かに集中するとクレンチング(無意識にくいしばる)状態になっていました。
わたしの場合は歯並びが悪く噛み合わせが悪かったせいもあり、クレンチングがひどく歯茎が腫れて歯が痛くなったり、歯にヒビがいったりしてマウスピースを付けてる治療をしたりしていました。
大人になってから歯列矯正したことによって噛み合わせが改善し、かなりクレンチングによる歯の影響はなくなりました。
しかしクレンチングをする癖が残っていたので、何かに夢中になったりするとついクレンチングをしていました。
そこで矯正歯科の先生に言われたのは、「常に歯と歯の間を空けておくように意識してください」というアドバイスでした。
それからいつも歯と歯の間をあけるようにしていくとクレンチングの癖もなくなってきて、そのころから腰痛や肩の張った感じはなくなってきました。
わたしの場合、かみ合わせの問題とクレンチングはからだのいろいろな部分に影響していたようです。
このように歯医者でもよくわからない歯の痛みはクレンチング(無意識の歯のくしばり)が原因かもしれません
クレンチングを解消し歯の痛みを解消するためにあなたが明日からできる簡単なことは次の3つです。
1)生活のリズムの改善
2)姿勢を意識する
3)上下の歯の隙間を開ける意識をする
クレンチングをしなくなると、歯の痛みだけでなく他の症状も緩和する場合もありますので是非あなたも明日からこれらの方法を続けてみてください。
やり方がよくわからない場合はお気軽に当院にご相談ください。
「鍼灸師 柔道整復師 齋藤 守」
「誰にも理解してもらえない痛みや不調でお悩みの方が笑顔になれるように」
という理念をもって日々治療をさせていただいております。
「病院に行っても話をちゃんと聞いてもらえない」
「家族に話しても、この辛さをぜんぜん理解してもらえない」
「歳だからしかたないよと言われる」
でもどこに行って良いのかわからないから、そのままに我慢する生活を続けているという方も多いのではないでしょうか
我慢ばかり続けているとその不調は全身いろいろなところに広がってしまいます。
鍼灸と整体でからだのバランスを改善し根本治癒に導く
完全予約制 自費専門院
齋藤鍼灸整骨院
までご連絡下さい。
「こんな症状でも、診てもらえるの?」というお問い合わせでも結構です。
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- しびれ
- 2018.06.20
あなたも朝起きた時に手がしびれてお困りではありませんか?
兵庫県川西市にあります「正しい姿勢とからだの使い方の専門家 齋藤鍼灸整骨院」 院長の齋藤 守です
毎日、朝目が覚めたら手がしびれているという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は朝起きた時に感じる手のしびれについてお伝えしていきたいと思います
当院にも朝起きた時に手がしびれて気になるという方が多く来院されています。
そんな方はの多くが
毎朝起きる時に両手がしびれるという方以外に
日中はすごく肩や首が凝るのが気になる
という傾向があります。
まず初めに知っておいていただきたいことは
「朝起きたときだけ手がしびれがあるけど
日中は全然問題がないという場合でも放っておかないほうが良い」
ということです。
なぜかといいますと、朝の手のしびれをそのままにしておくと
日中もしびれが取れなくなるような大きな問題に発展する可能性があるからです。
朝手がしびれるという方が知っておいたほうがよいことは次の3つです
1)朝起きたときの手のしびれの原因は?
2)どのようなしびれは要注意なのか?
3)どのようなことに気をつけたら良いのか?
ではひとつずつ見ていきましょう。
1)朝起きたときのしびれの原因は?
原因となるものは次の3つです。
①血管の問題
寝ているときの姿勢などで血管が圧迫され血流が悪くなりしびれが発生します。
腕がからだの下になっていたり腕を頭の方に上げて寝ていたり
自分の腕に腕枕をしていると起こる場合があります。
この場合は正座をしていて足がしびれて来る時と同じ原理で起こります。
枕が合っていなくて首のまわりの筋肉に緊張が起こり
血管を圧迫して起こる場合もあります。
特徴としては手や腕が全体的にしびれるということが多く見られます。
②神経の問題
○手首や肘、筋肉や腱の間を通る時に神経が圧迫を受けてしびれが起こる場合。
手の指の小指以外、小指と人差し指だけ、特定の部分だけ
しびれるということが多く見られます。
この場合特定の部分というだけでなく
右か左かどちらかだけということが多いです。
寝ているときの手の位置や寝姿によって
引き起こされる場合があります。
○頚椎の部分で椎間板の腫れや頚椎の骨の変形などによって起こる場合。
普段の姿勢やからだの使い方によって
頚椎に負担がかかり椎間板が腫れて飛び出して来たり
頚椎の骨に変形が起こったりすることによって神経が刺激され
それが寝る時の首の位置などで余計に神経を刺激してしまい
朝にしびれが引き起こされます。
圧迫を受けるポイントによって
「頚椎症、頚椎症性神経根症、手根管症候群、ギオン管症候群、肘部管症候群」
などの傷病名が考えられますが
詳しくはまた別の記事で紹介したいと思います。
③神経と血流の問題が重複している場合
頚椎から出てきた神経が腕の方に向かう時に
筋肉の隙間を通る箇所があります。
その筋肉の緊張のバランスが悪かったり
部分的に硬くなっていたりすると神経が筋肉に挟まれたり
鎖骨や肋骨などに挟まれたりして
しびれが起こる場合があります。
神経と同じところを心臓から上がって腕の方に向かう血管が通っており
その部分で神経と同じように、血管が筋肉や骨に挟まれて
血流の障害が起こる場合があります。
この場合どの指がしびれるということはなく、
手のひら全体とか、指先から腕までしびれるという特徴があります。
しびれだけでなく、腕の重だるさや痛みを伴うこともあります。
このような症状な場合、「胸郭出口症候群」が考えられますが、
詳しくはまた別の機会に紹介します。
2)どのようなしびれが要注意か?
しびれが毎日続く場合、日中もたびたびしびれがでる場合は要注意です。
たまにしびれるぐらいであれば寝ている時の姿勢や腕の位置によって
一時的に神経や血管が圧迫を受けて
しびれている状態ですのであまり心配はありません。
ただ、そのような場合でも毎日しびれるとい状態に
なってしまう場合もありますので最後までごらんください。
毎日しびれる場合や日中もしびれる場合は
神経に何らかの圧迫刺激が起こる原因が
継続しているということですので
その原因を見つけて改善していくことが必要です。
3)どのようなことに気をつけたら良いのか?
毎朝や日中もしびれが起こっている場合
末梢神経の障害や脳梗塞、くも膜下出血、脳腫瘍、脊髄腫瘍などの重篤な病気が
潜んでいる可能性もあるので念の為、一度、整形外科を受診されて
どこに原因が考えられるか診ていただいくと良いでしょう。
しかし、整形外科的に特に問題が見つからない場合や
特に治療をしてもらえない場合は自分で気をつけていく必要があります。
ではこれから自分で気をつけるポイントをお伝えします。
ポイントは次の5つです。
①自由に寝返りのうてるスペースがあるかご確認ください
子供さんと一緒に寝ていたりベットが狭かったりして
寝返りのスペースが少ないと無理な体勢で寝てしまう原因になります。
いつもペットの猫ちゃんやワンちゃんと一緒に寝ている方も要注意です。
猫ちゃんやワンちゃんに気を使って寝ていると
これも無理な姿勢で寝てしまいそれが
しびれの原因になる場合もあります。
②お腹の上や胸の前で指を組んで寝る人は要注意です
無意識に指を組んで寝る人がいますが
長時間指を組んだ状態で肘が曲がっていると
肘の神経に負担がかかる場合があります。
このような方は寝始め、夜中気がついたら
手をほどいて手のひらを上向きにして
寝るようにしましょう。
③枕が合っていない場合も要注意です
頚椎に問題がある場合、枕の高さが低すぎたり
枕を使用していなかったりすると
頚椎に反らす力がかかり
さらに神経を刺激する原因になる場合があります。
枕が合っていない場合感じがするばあい
少し高めの枕を使用するか枕に
タオルを置いて調整してみましょう。
枕を使用していない場合は
低めの枕から使うようにしましょう。
④うつぶせ寝をよくしている場合も注意が必要です
うつぶせ寝をしている場合
自分のからだの重みで肩のまわりで
神経や血管が圧迫を受ける場合がよく見られます。
手の位置がバンザイをしている場合なども
首の筋肉の緊張が強くなり
神経や血管を圧迫する場合があります。
この場合も寝始め夜中気がついたら
できるだけ横向きか上向きで寝るようにしましょう。
⑤晩酌で深酒をしてたびたび床や硬いところで寝てしまう場合
酔って寝てしまうとソファーや床などで寝てしまう場合もありますよね。
ソファーでは狭いし枕もないので自分の腕を腕枕にしたり
無理な体勢で寝てしまうことにより
神経を刺激する原因になります。
硬い床でねると
硬い部分に腕が押し付けられたりして
しびれを引き起こすこともあります。
たまにだったら良いのですが
よくこのようなところに寝てしまうと
それが原因で神経の損傷になってしまう
場合があります。
家族の方が気づいたらできるだけ
布団で寝かせてあげるようにしましょう。
神経は一時的な圧迫の場合
すぐにしびれは取れてきますが
継続した圧迫刺激が続くと変性を起こし
取れにくいしびれになってしまいます。
そうならないためにも手にしびれのある
場合はこれらのことを見直してみましょう。
毎朝手がしびれるあなたがまず今日からできることは
①寝返りスペースの確保
②寝る時、寝ている時の手の位置
③枕の高さの確認
④寝る時の、寝ている時、うつ伏せになっていないか
⑤酔って床やソファに寝ていないか
これらを家族と一緒に気をつけてみましょう。
いろいろやってみても治らない、よくわからない場合はお気軽に当院にご相談ください。
「鍼灸師、柔道整復師 齋藤 守 監修」
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あなたも
✅「この症状を早くなんとかしたい」
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完全予約制 自費整体治療専門
齋藤鍼灸整骨院
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受付時間 9:00〜13:00
15:00〜20:00
休診日 木曜日、日曜日、祝日
ホームページ
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- 手の痛み
- 2018.05.27
手首が痛いとお困りのあなたへ
あなたの手首の痛みの原因は?
川西市大和団地にあります齋藤鍼灸整骨院の齋藤です
急に暑くなりの服の入れかえや庭の草取りなどいろいろな用事が多くなる季節になりましたね。
この時期になるとそんなに無理をした覚えがないのに手首が痛くなってきたと言う患者さんが多くいらっしゃいます。
最近、当院にも60代の女性の方で「痛めた覚えもないし、特に手首に負担がかかる用事をした訳でもないのに左の手首が痛くなったんです」という方が来院されました。
この患者さんの場合、手首の動きに関係する筋肉の緊張が強くなることによって、手首の関節周囲に炎症が起り痛みがでている状態でした。
今回はこのように、手首の関節周囲で起る「腱鞘炎」についてお伝えしようと思います
このブログを読んでいただくと痛みの原因が理解でき、辛い手首の痛みを改善するヒントを見つけていただけると思いますので是非最後までご覧下さい。
最初に手首の痛い方に分かっていただきたいことは、「手首の痛くなる原因はその痛みのある部分にあるわけではない」ということです。
手首の痛みということで、どうしても痛い部分にばかり目が行きがちですが、実は痛い所が原因ということはほとんどありません。
なぜそのようなことが言えるかといいますと、20年あまりの臨床経験の中で多くの患者さんを治療させていただき、手首の痛い患者さんに共通するからだの問題を見つけたからです。
その共通する問題については後ほど説明させていただきたいと思います。
まず腱鞘炎とは?
手を動かす筋肉、指を動かす筋肉は途中から筋に変わって手首の部分を通る時にこすれ合わないようにするために、腱鞘と呼ばれるトンネルのような筒状の管の中を通って手のひらや指先にまで達しています。
この筒のトンネルによって狭い手首を筋が通る時にこすれ合ったり、強い刺激が及ばないように保護しているのですが、それ以上にその部分び強い力がかかるとその筋の部分や筒の部分に炎症が起り、腫れることによって痛みが引き起こされます。
問題はこの腱鞘になぜ負担がかかるかということです
その原因がわからず、手首だけ気をつけて日常生活を送っていたり、手首の痛い部分だけ治療していると改善するまでに余計に時間がかかってしまう事が多く診られます。
そのようにならない為に手首の腱鞘部分に負担がかかる原因を一緒に探っていきましょう。
腱鞘に負担がかかる原因は次の3つです
1)手首や指を動かす筋肉の柔軟性の低下
2)肘を支えている筋肉の緊張や、肘の関節の位置の異常
3)肩の関節、肩甲骨の動きがが悪い
ではこの3つの原因をもう少し詳しく見ていきましょう。
1)手首や指を動かすための筋肉の柔軟性の低下とは
手首を動かす筋肉は肘の少し上の部分から指先まで繋がっています。
途中までは筋肉ですが、途中から指先までは腱(スジ)に変わって力を伝えています。
この筋肉の部分が硬くなって柔軟性が低下すると、腱(スジ)の部分はもともと伸び縮みしないので、その負担はすべて腱(スジ)の部分にかかってきます。
そのため、腱(スジ)が通っているトンネルの部分に無理な擦れる力が加わり炎症が起ってくるのです。
その腱と繋がっている筋肉の柔軟性に問題があるということです。
2)肘を支えている筋肉の筋バランスの異常
肘の関節は上腕の骨1本、前腕の骨2本が繋がっています。
関節の周りには多くの靭帯や筋肉で覆われており関節が安定して動かすように働いています。
しかし、その筋肉の緊張のバランスが崩れると正常な関節の動きができなくなり、肘や手首に無理な力がかかり、手首の腱鞘炎を引き起こす場合があります。
3)肩甲骨の動きが悪くなっている
肩甲骨は腕の動きや、姿勢など様々のからだの動きに関係しています。
しかし現代の社会生活の中では、からだを動かす機会が減り肩甲骨をうまく動かす事ができていない人が増えています。
肩甲骨の動きが悪くなると、姿勢が悪くなったり、肩の動きが悪くなったり、肩こりや首のこりがなかなか取れにくくなったりすることがあります。
このように肩甲骨が動きが悪くなり、肩の動きが悪くなることによって肘や手首に負担がかかるようになります。
それでは簡単な体操でこの3つの問題を改善する方法を紹介します
1)足は肩幅より少し広め、手は自然と下ろした状態から少し横に広げて立ちます。
手首がどちらか片方だけの人が多いと思いますが、必ず両方同時に行なってください。
2)1)の姿勢からゆっくりと息を吐きながら腕全体と足全体を外側にぐるっと違和感のでない範囲でまわす。
無理なく回した状態で15秒間維持してから脱力してください。
※自然と胸を張るような感じになり、肩甲骨が内側によるのが分かると思います。
※呼吸が続かない場合は息継ぎをしてもかまいませんので、呼吸は止めないで動いてください。
3)1)の姿勢からゆっくりと息を吐きながら腕全体と足全体を内側にぐるっと違和感のでない範囲でまわす。
無理なく回した状態で15秒間維持してから脱力してください。
※自然と背中曲がってきますが、無理に曲げないようにしてください。
※この時も呼吸が続かない場合は息継ぎをしてもかまいませんので、呼吸は止めないで動いてください。
からだに痛みのでない範囲で、2)、3)の動きを各3回行なってください。
この体操をすることによって、肩甲骨の動きを改善し、腕の筋肉の緊張を和らげ、手首に負担も緩和する事ができます。
自然と起る手首の痛みは手首だけが原因ではありません
肘、肩、肩甲骨などからだ全体の動きが悪くなっている事が原因であることがほとんどです。
手首を動かす筋肉のストレッチも有効ですが、手首が痛い時に手首を曲げてするストレッチがしにくい場合もありますよね。
この動きであれば、腱鞘炎など手首の痛い方もでも簡単にすることができると思います。
こんな簡単な方法でなかなか治りにくい手首の痛みを和らげる事ができますので無理のない範囲で是非行なってみてください。
痛みが強い場合、手首の痛い部分のアイシングも有効です。
チャック付きのビニール袋に氷と水を入れたものを、患部に当てて15分ほど冷やしてください。
保冷剤などは冷え過ぎる場合もありますので、アイシングには使わないようにしてくださいね。
体操、やストレッチ、アイシングなどのやり方がよくわからないという方はお気軽に当院にご相談ください。
「鍼灸師、柔道整復師 齋藤 守 監修」
「誰にも理解してもらえない痛みや不調でお悩みの方が笑顔になれるように」
という理念をもって日々治療をさせていただいております。
「病院に行っても話をちゃんと聞いてもらえない」
「家族に話しても、この辛さをぜんぜん理解してもらえない」
「歳だからしかたないよと言われる」
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我慢ばかり続けているとその不調は全身いろいろなところに広がってしまいます。
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施術料 6500円
初回合計8000円
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詳しくは料金のページをご覧下さい。
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